韓国映画「もし、あなたなら 6つの視線」を見る 
2005/01/25 Tue. 09:50 [edit]
数日前に前売りチケット購入して、なんとか朝早くにおきていきました。
映画データ:『もし、あなたなら 6つの視線』公式サイト (ネタバレあり)
05.1/25 新宿武蔵野館/オムニバス

感想:まずはじめにこの映画は、誰がどの作品を撮ったかを見て行かないほうがいいと思います。今の韓国が味わえる韓流ではない韓国。
短編の映画がオムニバス形式に流れていく。
僕的には凄く楽しめた映画だった。
日本では『Jam Films ジャムフィルムズ』が有名だけど。。
かなり社会的な人権問題を取り扱っていて、どの作品もなるほどってうなるものばかり。これは凄いですよ。。
韓国は今韓流で凄い話題だけど、これは見て下さい。
私からもお願いします。。本当に。。って感じです。
とくに印象深かった作品は「その男、事情あり」です。
これはあの僕がお熱にってOSTまで購入した「子猫をお願い」チョン・ジェウン監督作品だ。。
独特の雰囲気のあるBGMと作風、彼女の作品はひとつしか見てないが素晴らしかった。
あなたならどうする?って感じでした。。
このBGM気になるなって思っていたら、なんと「子猫をお願い」のOSTにも参加していた僕のお気に入りの「ビョル/byul」が担当していました。
「ビョル/byul」は、現在も活動しているのかよくわからないが、韓国のインディーズバンドで主にアンビエントなエレクトロニカな音楽をやってバンドみたいだ。。
僕の手元には、「子猫をお願い」のOSTと彼の2001年くらいに出した作品しかない。日本のサイトで彼たちのことを調べてもなかなか書いているサイトがないので、情報を知ってる方は教えてほしいくらいです。
その次に気になったのが「顔の価値」です。
これはパク・クァンス監督が撮影しています。
っていっても特に彼の作品は見たことがないのですが。。
なんともいえない作品です。
そしてなるほど。。ってうなずいた作品の「大陸横断」
ヨ・ギュンドン監督って方がされています。
この監督の作品も見たことがありませんが、ネタバレすると身体障害者を描いた作品なのですが、私の親戚には目が見えにくい障害をもったおばさんがいますが、彼女参加している「視覚障害者療育作業所アイアイハウス 」のバザーにカメラマンとして参加したこともあり障害の方ともかかわったことがあるのでなおさら顔を背けられない作品です。
彼は手足が不自由なのですが、自分の足で横断歩道を渡ろうとします。必死で。。それまでを描いた作品なのですが、かなり最後は悲痛です。。(涙)
そして最後涙が出てしまった作品は「N.E.P.A.L.平和と愛は終わらない」でした。
これは、あの問題作「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督の作品です。
ネタバレになるのであまり突っ込みませんが、こんなことってあっていいの?最後は彼女の楽しい笑顔にほっとさせられます。
確かこの作品は去年の東京インディーズフェスティバルか何かで公開されてたはずです。
それがやっと全国公開ってなったわけですが、東京では新宿武蔵野館のみでしかもモーニングとレイトショーしかないのでなかなか見難いですね。
武蔵野会館に行くと来てる人は7人くらいでしたね。。
ちょっと苦戦してるみたいです。。
しかしこれは本当に見る価値ありです。私は韓流に乗ってるおばちゃんおじちゃんじゃないって方は是非見てください。
それからジヒョンファンなら
本作で製作総指揮を担当したのは、自身が映画監督でもあるイ・ヒョンスン(「イルマーレ」)。
そして何かを感じとってください。
そして何か思えたら幸いかなって思います。
『もし、あなたなら~6つの視線』
公式サイト:http://www.seochon.net/mosianata/
これは、あの韓国映画ファンなら誰もが知ってる
「韓国映画とハングル」の主宰者と「シネマコリア」の代表の
西村嘉夫(ハンドル名:ソチョン)さんの初めての共同配給映画です。
最後に西村さんのからいただいた告知を。。
「オールド・ボーイ」「子猫をお願い」
パク・チャヌク監督 × チョン・ジェウン監督ほか
『もし、あなたなら~6つの視線』
韓国版“人権映画”プロジェクト
気鋭の6監督による珠玉のオムニバス映画誕生
「彼女の重さ」イム・スルレ監督
「その男、事情あり」チョン・ジェウン監督
「大陸横断」ヨ・ギュンドン監督
「神秘的な英語の国」パク・ジンピョ監督
「顔の価値」パク・クァンス監督
「N.E.P.A.L. 平和と愛は終わらない」パク・チャヌク監督
1/15(土)より、新宿武蔵野館にてモーニング&レイトショー
http://www.seochon.net/mosianata/
提供: キノ・キネマ、西村嘉夫
配給:キノ・キネマ(06-6376-1012)
配給協力・宣伝:アルシネテラン(03-5467-3730)
前回の自分のブログで紹介した文
・もし、あなたなら~6つの視線@映画生活
- 関連記事
-
- ホンサンス監督作品『ソニはご機嫌ななめ』を見ました。 (2014/09/13)
- B型の彼氏【DVD】 (2007/04/17)
- まぶしい一日【劇場】 (2007/04/15)
- 彼女を信じないでください【DVD】 (2007/03/27)
- あなたを忘れない【感想】パート2 (2007/02/16)
- 日本映画学校製作「10月のコリアンバード」を見る (2005/03/05)
- 台風太陽 君がいた夏/The Aggressives【DVD】 (2008/09/10)
- Sad Movie 【感想】 (2006/11/17)
- 韓流スター「イ・ウンジュ」さん自殺 (2005/02/23)
- 10月のコリアンバードにエキストラ出演 (2005/03/03)
- ペ・ドゥナ 主演日本映画/空気人形 (2009/02/24)
- ウェディングキャンペーン【DVD】 (2007/04/03)
- 韓国映画「もし、あなたなら」 (2005/01/19)
- リンダ リンダ リンダ (2005/07/28)
- 映画『カンチョリ オカンがくれた明日』を見ました。韓国映画ぽいけど「チョンユミ」が可愛いので全てが許せる映画です(笑) (2014/06/03)
category: 韓国映画
コメント
トラバありがとうございました
韓流ブームには乗り切れない作品だと思いますが、普遍的なテーマのオムニバスなので、見る価値ありですよね。第2弾を予定されてるそうですよ。
カヌ #- | URL
2005/01/27 00:44 | edit
こちらこそ
そうですね。でもよい作品なんで、そして人に感じてもらいたい作品なので
TBなり口コミなりで広めていけたらいいですね。
しかし僕は今年からブログを開始したのですが
ブログはまさにネット上の口コミなんですね
コメントの投稿
トラックバック
トラックバックURL
→http://ken3net.blog2.fc2.com/tb.php/37-e101d715
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
タイトル:もし、あなたなら~6つの視線/If You Were ME 韓国ジャンル:人権をテーマにしたオムニバス/2003年/110分映画館:新宿武蔵野館3(84席)鑑賞日時:2005年1月15日(土)21:10から約50人、初日私の満足度:75%オススメ度:70%(派手さはないです、リアルな手術な
もっきぃの映画館でみよう | 2005/01/26 08:22
韓国人権委員会が製作した6つの短編オムニバス映画です。来年1月公開・・・お先に失礼。 人権とか差別とかいう固い映画ではなく、「あなたの目から見てどう思う?」という問いかけの短編映画集でした。1 『彼女の重さ』 The Weight of Her 監督イム・スルレ(ワイキキ・
ネタバレ映画館 | 2005/01/26 08:38
先日、金沢で行われた韓国全州映画祭でも上映されたこの作品の公式サイトがオープンしました!〓もし、あなたなら~6つの視点〓公式サイト公開☆基本的にパンフにあったことをネットに載せてるサイトですが、ソチョンさん曰く、「このページにしかないネタ記事もあ
ぼちぼち日記 | 2005/01/26 08:53
-----「6つの視線」という副題がついてるということは、これは6人の監督によるオムニバスかにゃ。「そういうこと。韓国の注目の監督6人だ。実はこの映画には“ある”テーマがもうけられているんだけど、試写状をよく読まなかったので、それを知らずに観てしまった。で、観て
ラムの大通り | 2005/01/26 14:36
燃える7時間!日韓映画バトルの3本目。韓国人権委員会がさまざまなジャンルで活躍する監督6名に依頼して製作したオムニバス人権映画。正直言って、誰が有名な監督か全く判らず見ました。家に帰って調べてみると私が知ってるだけでも、「子猫をお願い」のチョン・ジェウン
the borderland | 2005/01/27 00:40
検索漂流していたらおもしろそうな映画を発見。「もし、あなたなら 6つの視線」公式サイト6人の韓国監督オムニバス 「彼女の重さ」イム・スルレ「その男 事情あり」チョン・ジェウン←「子猫をお願い」の女性監督「大陸横断」ヨ・ギュンドン「神秘的な英語の国」パク・
・・・の続き | 2005/01/31 19:07
韓国人権委員会が製作した、人権を主題とした短編オムニバス映画。 パク・クァンス監
シュピール通信 | 2005/02/02 00:32
7.5点 SeoChonさんプレゼンツ! 人権をテーマに「韓国の今」を描いた珠玉のオムニバス。 ◆『彼女の重さ』 監督:イム・スルレ とある女子高。3年になると、就職活動のために生徒たちは二重まぶたに整形したり断食道場に通ったりと、自らの
gantakurin's シネまだん | 2005/04/27 23:24
| h o m e |